七草粥も終わりましたので、今週からは通常営業のみんなの新聞整理です!
では… 早速ですが!
○か×でお答えください。
正しいと思う時は〇、誤っていると思う時は×です。
1.年次有休休暇の取得率は、男女ともに50パーセントを下回っている。
2.年次有休休暇を時間単位で取得できる制度がある企業割合は、3割を超える水準まで上昇してきた。
3.企業規模計の年次有休休暇取得率は50%を下回っており、企業規模別でみると、1,000人以上規模の企業の方が30 ~ 99人規模の企業よりも高くなっている。
では、解答をどうぞ!
……
わかるわけがないですよね!
実はこれ社会保険労務士試験の一部です。
1.2.は平成28年度試験、3.は平成24年度試験に出題されたものです。
わたしは平成28年度合格ですので、1.2.は本試験で取り組んだことになります。
社労士試験に挑戦する受験生の多くは、このようないわゆる統計問題がとても苦手で学習に苦労をしています。社労士受験参考書や予備校のテキストには網羅的に統計数値が載っていますが、あまりに分量があり、かつ興味が持てないので、見た瞬間に写真のように記憶できるフラッシュ記憶でもなければ、とても覚えていられるものではありません。
かくて… 受験生の多くは、直感やフィーリングにたよるひと、確率論にゆだねるひと、問題文をにらみつけて念力を送り透視術を駆使する人もいます。
念力派は、まじめな人に多いと思います…
まあバビル二世が社労士受験をしているのでなければ、ほとんど効果はあるとは思えませんけどね…w
超能力少年でない人には、やはり…学習のベースとなる基盤がどうしても必要です!
基盤なしに知識を定着させることはかなり難しいと思います。
ちなみに正解は、1=× 2=× 3=〇 です。
その基盤づくりに、新聞記事はおおいに役に立つと思います。
「国内の主要企業が社員の有休休暇取得率の引き上げに動く。日本経済新聞社が実施した「社長100人アンケートでは経営者の9割が取得率を引き上げると回答。2020年までに取得率70%以上を目指す経営者が5割に達した。」H29.9.30土 日経新聞
そんなに難しい記事ではありませんので、読んだ通りなのですが「ふ~ん」で通り過ぎると、基盤づくりにはつながりません!
このような統計絡みの記事の読み方には、すこしコツが必要です。
コツをつかめば、新聞記事がより身近なものになると思います。
さらに社労士試験の選択肢も解けるようになるかもしれません。
すこし長くなりそうなので、コツの解説は次回ご紹介にしたいと思います。
今日の記事ネタまとめ
①5割が「有休取得率70%へ」 社員の休み方改革加速H29.9.30土(日経新聞)