助成金の話題です。
記事では「育児や介護で離職した従業員」を「再雇用してから半年以上雇い続ければ」「1人あたり最大年48万円」の「助成金を企業に支給する」となっています。
そう言われても、ピンときませんが、
つまり、こういうことですよね。
(本人)「おめでたなので会社辞めます…」
(社長)「そうか残念だね」
(本人)「はい、お世話になりました…」
1年後…
(社長)「もしもし」
(本人)「社長ですか。おひさしぶりです…」
(社長)「お嬢ちゃんは、もうすぐ1歳だね」
(本人)「おぼえていてくださったのですね!ありがとうございます!」
(社長)「ゴホン(咳払い)… ところでまた働く気はないかね?」
(本人)「わたしですか?」
(社長)「きみさえよければ、またうちで働いてくれないかね」
(本人)「ほんとうですか!」
(社長)「きみのようなひとを、また雇い入れる制度をつくったので、もしよければどうだね」
(本人)「うれしいです!はい!ぜひ!」
半年後…
(社長)「半年続いたね」
(本人)「はい、おかげさまで」
(社長)「きみの頑張りのおかげで、会社も助かってるよ!」
(本人)「ありがとうございます!」
この時点で会社には助成金が支給され、文字通り「助かってるよ!」となるわけです。
一年後に(本人)さんが辞めずに仕事を続けていれば、さらに助成金が支給され、またまた「助かってるよ!」ということになります。
対象者数は、5人までで、5人全員が支給されたとすると最大支給金額は192万円になります。
実は支給までには、会社として「退職したひとをまた雇い入れる制度の導入」などいろいろと準備をしなければなりません。それなりの細かいルールをクリアーする必要もあります。したがって、支給まで一筋縄ではいかないことも確かにあります。
しかし、人手不足であらたな採用が思うようにいかない実情を考えると、チャレンジする価値はあるといえるのかもしれません。
今日の記事ネタまとめ
①「離職者再雇用に助成(育児・介護、最大1人48万円)厚労省」H29.4.5水 日経新聞