メトロコマースって何だろう?
「メトロ」はそう「東京メトロ」地下鉄のことです。
「コマース」は?というと「駅売店」のことです。
「地下鉄」「駅売店」「事件」について、東京地裁が判決をしたという記事です。
そもそも訴えられた 会社名自体が「メトロコマース」ですので、別に意味を解説するまでもないのですが、イメージは大切ですからね…。
では、本題です!
この記事は、平成29年3月24日金曜日の日経新聞に掲載された記事ですが、記事としては、とても小さくあまり目立たない扱いの記事でした。
新聞記事というのは1ページ当たり15段になっていて、新聞を眺めると横に細い線でなんとなく区切って、その間に「記事」が書いてありますよね。
その段々がそれぞれのページで15段あるという意味です。
暇なときに数えてみてください…
そして…
1段当たり日経新聞でおおむね75行ぐらいの記事を書けるようになっています。
この記事は1段のみおおむね30行程度でした。
「おおむね」と書いたのは、見出しスペースも行数に換算したのでそう書いています。
とにかく1段さえもいっぱいにならないような、小さな記事だったということです。
ところが…です。
この判決は、地方裁判所の「裁判例」にもかかわらず、おおきな波紋を呼んでいます。
先日参加した労働法の研修会でも注目すべき裁判例となっていました。
注)最高裁判所の判決を「判例」と呼んで、法律並みの効力があるとしますが、それ以外の裁判所の判決は「裁判例」と呼んで区別しています。まだ最終的な判断に至っていないので、「判例」ほど偉力がないということでしょうね。
なぜかというと、政府が推進している「働き方改革」のひとつである「同一労働同一賃金」の解釈をめぐる判決だったからです。
気になりますよね。
次回にこの判決のポイントを解説したいと思います。
(つづく)
今日の記事ネタまとめ
①「正社員と賃金差「不合理でない」」(メトロ契約社員訴訟判決)」H29.3.24金 日経新聞