この見出しを見ただけで「え~ またか(よ)!」と思ってしまうのは、私だけではないと思います。経団連が定めるルールであって、法律ではありません。
「企業が自主的に守るルールとしており仮に破っても罰則はない。」H30.3.7水 日経(きょうのことば)
日経新聞までもが「企業が破っても罰則なし」と見出しにしてしまうぐらい、求心力を失っているように見えるところが残念です。
平成28年版の中小企業白書によると、大企業の数の割合は全体企業数の0.3%であり、経団連に加盟している企業は、さらに少ないと推測され、わずかの企業のルールとも思われるのですが、働いているひとの割合から見ると、その0.3%の会社に30%の人が働いているという構図ですので、求心力を失っているように見えても、影響力は少なくはないと思われます。
やれやれですね…
その変更の理由ですが、日経新聞と中日新聞での記事の書きっぷりが違っているところが大変興味深いところです。
またまた美味しんぼの東西新聞と帝都新聞みたくに…です。
「人手不足で有望な学生の獲得競争は激しく、中途採用などで事実上の通年採用も広がっている。企業による時期を問わない自由な採用活動が広がりそうだ。」H30.3.7水 日経
これは経団連が直接的にいっている理由ではなく、日経が一般論を述べているにすぎません。また、変更を後押しする「環境」があるという立場で書いているところが、興味深いですね。
かたや中日新聞は…
「経団連の榊原定征会長は… 前年の20年は東京五輪・パラリンピックの開催で東京都を中心に大型イベント施設が使えないため「今までと同じようにできない」と述べた。」H30.3.8木 中日新聞
日経新聞の記事が7日に掲載された翌日に、このように書いています。
オリンピックが理由?
それが理由???
見出しも「経団連、東京五輪の影響で」としていますので、わたしの読み違いではないと思いますが…
いずれにせよ2015年以前みたく「三年生の三月」に採用面接解禁とする案がでているそうです。
人事採用担当者にとっては、Not Again!な動きですね。
かたや「新卒説明会はやりません」H30.3.2金 中日 という企業も出てきているようです。
名古屋本社のIT企業「エイチーム」の記事です。
「HPに企業紹介動画■面接はTV電話」としています。
これからはスカイプなどで上手に自分をアピールするセミナーなどが活況になるのかもしれません。
そのセミナーもスカイプで!となると…
履物はサンダルでも…
ボトムスはパジャマでも…
対応できそうですね…w
「では、最後に立ち上がって全身を見せてください!」と言うのが面接官のクロージングの言葉になっているかもしれません。
それはそれで興味深いですが…wwww草