「三菱UFJ銀行などのメガバンクや地方銀行が、現金を使わないキャッシュレス決済のサービス展開に向けて連携することが分かった。」H30.11.23金 中日9面 経済
現在稼働しているスマホ決済の仕組みとしては「Apple Pay」や「Google Pay」などが身近というか、よく耳にするようになってきた決済方法だと思います。
実は先日個人的にApple Payの設定をやっていたのですが、わたしのiPhoneはSEという機種です。iPhone 5を長らく愛用していまして、スーツの胸ポケットやジーンズのお尻のポケットにいれておくのにちょうどいい大きさでとても気に入っていましたので、まったく同じサイズのSEを引き続き愛用しているというわけです。
ところが!
Apple PayのアプリにVISAカードを設定しようとしたのですが、拒否られてしまいました!
VISAカードはApple payで使えることは使えるのですが、iPhone SE以前は非対応ということでした… つまり機種によっては機能が制限されていたりすることがある!ということです。
軽くショックをうけました…
交通系のICカードもSuicaしか対応していません。わたしは東海エリアでTOICAを使っていますので「なんだ!」という気持ちになってしまいます。
Google payを調べてみるとクレジット会社がJCB系であり、VISAは非対応ということでした。
そのうち使えるようになるのか、VISA系が他の仕組みを導入してくるのかはわかりませんが、現在のところなんらかの「事情」があって、どのクレジットカードでも対応できるというわけではないようです。
このような環境の中でメガバンク(三菱UFJ)が動き始めたということは、今後の展開に期待が持てるのかもしれません。
「2019年10月に試験的にサービスを始め、20年4月から本格展開する計画で、参加する金融機関を業界団体などが募る。」同記事
東京オリンピックや消費10%税引き上げに伴うポイント還元など、後押しする理由があるということだと思います。
「スマートフォンを使って店頭でQRコードを読み取り、代金を銀行口座から引き落とす仕組み。」同記事
この方式であれば、お給料はいったん銀行に振り込まれ、そのあとにスマホ決済をするという流れですので、労働基準法で定める「賃金の通貨払い」に抵触することはなさそうですが、銀行口座を容易に作れない外国人労働者問題は解決されないことになります。
「店舗側から受け取る手数料を1%台と低めに設定し、幅広い普及を狙う。」同記事
クレジット払いの場合、カードを使う側は手数料をとられないばかりか、カード利用額に応じてポイントが蓄積される仕組みになっていますが、お店の立場になるとカード払いの場合は3%から5%程度の「手数料」をカード会社に支払うことになります。
具体的には10,000円の買い物をした場合、お店の方から見ると10,000円の売上ということになります。
売上ですが、すぐに現金が入ってくるわけではありませんので、経理上は一旦「売掛金=10,000円」ということになります。
そして1か月ぐらい経つとカード会社からお金が振り込まれるわけですが、振り込まれるのは手数料を差し引いた9,500円ということになります。(手数料5%の場合)
これをクレジットカードではなくて「スマホ決済」すれば、9,500円ポッチではなく!9,900円を振り込みましょう!というのが「手数料1%」の意味です。
お店としては、本当は現金で支払ってほしいのはやまやまですが、クレジットカードで支払われるぐらいならば、スマホ決済をしてほしい!となることを目論んでいる!ということです。
交通系のICカードの普及がそうであったように、普及率がある割合を超えると普及のスピードが大変早まるように思います。
スマホ決済については、現在はまだ混沌とした状態ですが、近い将来にアッというまにみんなスマホで決済しているなんてことになるのでしょうか。
とても興味があります。