♪幸せって 何だっけ 何だっけ~。
うまいしょうゆのある家(うち)さ。
うまいしょうゆはキッコーマン、
うまいしょうゆはキッコーマン、キッコーマン。
「減塩も」
これを知っている人は「昭和」の人だと思います。
いまや不動の大御所 レジェンドになっている明石家さんまさんがまだ30代前半だった頃にこの歌を口ずさむだけのCMが一世を風靡しました。
しょうゆうこと!
(そういうこと!)
古典的なダジャレでも好意的に受け入れられていたのどかなバブル前の時代でした。
「日本人が抱く主観的幸福感には所得や学歴よりも「選択の自由」が強い影響を与えていることが、国内約2万人へのアンケートでわかった」H30.9.4火 日経34面 社会
明石家さんまさんのCMが一世風靡した30年前は「うまいしょうゆのある家(うち)」が幸せだったのですが、いまや「選択の自由」になっているということです。
なんとも難しい時代です。
「所得(世帯年収)が増加するにつれて幸福感も高まるが、1100万円を境に上昇率がさがっていたことも判明した。」同記事
先日、私の社会人になったときの目標のひとつが「年収1000万円!」であったことをご紹介しましたが、この「1100万円」というのは調査結果と比べてみると、なかなかいい線をついた目標だったのではないかと、個人的なことながら思っています。実感としても納得できるものがあるということです。
「自己決定は健康や人間関係に次いで幸福感に影響を与えており、所得と比較すると、約1.4倍強い影響があった。」同記事
少年ジャンプのスローガンが「友情」「努力」「勝利」です。
それに対して、
幸福のスローガンは「健康」「人間関係」「自己決定」ということになります。
「学歴は統計的に有意な結果が出なかった。」同記事
だからと言って社会の中で学歴の価値が下がったのかというと、個人的にはそうは思いません。
長らく勤め人をしていた経験からは、学歴の価値に遭遇した経験が何度もありましたし、わたしの職業である社労士の受験資格は短大卒以上です。数年前までは四大卒でないと受験することが原則できませんでしたので、これも学歴の価値と言えるのかもしれません。
幸福感とはまた別の価値があるのでしょうね。たぶん…
「35歳~49歳では、他の年齢層に比べて幸福感が落ち込む傾向にあった。」同記事
幸福のスローガンである「健康」「人間関係」「自己決定」これら三種類のレベルが、この年齢では低下する傾向があるのかもしれません。会社では中間管理職で自分の仕事と部下の管理に家庭では住宅ローンがあり…なかなか幸福指数が向上しにくい年齢層なのでしょうね。
多くの人に思い当たるところがありそうなことです。
♪幸せって 何だっけ 何だっけ~。
うまいしょうゆのある家(うち)さ。
うまいしょうゆはキッコーマン、
うまいしょうゆはキッコーマン、キッコーマン。
「減塩も」
いまふたたび… 明石家さんまさんの歌にしみじみします。